2-1 軸部材の検討方法

軸部材(柱、梁、母屋など)が要求された荷重を受け止めるためには、十分な強度が確保されていることが必要になりますが、部材の強度は次の式で求めることができます。この式で計算した数値が材料にかかっている荷重の数値を上回れば、その部材は構造の要求性能をクリアしていることになります

部材の強度=部材の形と大きさ等で決まる係数×材料の強度

事例

①柱の庄縮強度=断面積×柱の長さと断面の大きさで決まる係数×材料の圧縮強度
②柱と土台が接する部分の強度=柱が接触している面積×土台に使った材料の圧縮強度

ポイント

この場合はめり込み強度を採用

③梁のせん断強度=梁の断面積×梁の形状で決まる係数×材料のせん断強度
④梁が曲げられる強度=梁の断面係数×梁の大きさで決まる係数X材料の曲げ強度
⑤引張が作用している筋かいの強度=筋かいの断面積×材料の引張強度

軸部材に働く力の種類

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